「でさぁ。運動会のときに、俺、保健委員なのに転んじゃって、膝擦りむいてさ、まぁ、いいか。って思ってそのままにしてたら、相原が走って来てくれて、消毒してくれて救護してくれたんだ。」
・・・・・え、そうだったっけ?
「覚えてない?」
「うん。」
全然、覚えてない。
救護って書かれたプラカードを首に下げてたのは覚えてるけど、まさかトモの手当てしてたんだね。
「俺に絆創膏貼ってくれたら、あっとゆう間に相原、次の怪我人探して、走って行っちゃうから。」
トモは、あの時の相原は格好良かったなぁ。と思い出したかのように、またえくぼを見せて笑う。
「あの時は、ありがとな。」
今さらだけど、と言ってトモは階段を下る。
確かに去年は何人もの、傷の手当てをした気がする。
私が覚えてないことも、トモは覚えてくれていたんだ。
今こうやって一緒に、委員会に行ってるなんて。
・・・・・え、そうだったっけ?
「覚えてない?」
「うん。」
全然、覚えてない。
救護って書かれたプラカードを首に下げてたのは覚えてるけど、まさかトモの手当てしてたんだね。
「俺に絆創膏貼ってくれたら、あっとゆう間に相原、次の怪我人探して、走って行っちゃうから。」
トモは、あの時の相原は格好良かったなぁ。と思い出したかのように、またえくぼを見せて笑う。
「あの時は、ありがとな。」
今さらだけど、と言ってトモは階段を下る。
確かに去年は何人もの、傷の手当てをした気がする。
私が覚えてないことも、トモは覚えてくれていたんだ。
今こうやって一緒に、委員会に行ってるなんて。