町をひととおり探検し、いったん家に帰った。




そして夕方、あの場所に向かった。





太陽は西へ。キレイな夕焼けだ。





この夕焼けが反射した海を早く見たいと思い、足を急がせた。








やっと着いた。






あれ・・・?先客?




誰かいる。



若い男の人かな?





その人はただずっと海を見ていた。



夕焼けがその人の髪に当たって茶色くなっていた。




顔は見えない。あたしはその人の後ろに立っているから。






あたしは帰ろうと思った。