ナオキ「なんで、もっちゃんがそんなモン持ってんねん・・・?」
オレ「まぁまぁ、ええやんかそんな事」
オレはトコトコとナオキの横を通り抜け、関係者以外立入禁止とステッカーの貼られたドアに近付き、鍵を差し込んだ。・・・カチャと、軽い音が響き、ドアは簡単に開いた。
ナオキ「おおっスゲっ!」
ナオキは目と口をまん丸に開いてオレ達の方を見た。
まこっちゃん「そうなんよ、コイツらここの鍵持っとるんやけど、何でなんか喋ってくれへんねん」
オレとムラカミは、顔を見合わせへらっと笑いあった。もちろんこの鍵には秘密があるが、皆に知られて漏れても困るから、事情は仲間内にも話さなかった。