『皆、今日はありがとな』




『何言ってんだよ、お前の大事な彼女の為だろ?
俺らが協力すんの当然じゃん?』




『そうそう、あんたすごい奥手だし、今日なんかあたしにプレゼント選び付き合えとかどんだけ不器用だっての』



『しょうがねぇだろうが!』




女の恋人は皆に笑われていた




『明日の誕生日、喜んでくれっかな?』




何気なく呟いた恋人の言葉に女が一筋の涙を流した




『ソロソロイイダロ、カエルゾ』




ケモノは辺りを黒く包み女を部屋に送り届ける