女が困惑していると、ガチャンとドアが開きその恋人と数人が部屋に入ってきた



『あの、これ、不味いんじゃ』



『アワテルナ、ワタシトオマエノスガタハアイツラニハミエテイナイ』




『そ、そうなんですかー』




女は安心したように肩の力を抜いた




のも束の間



恋人の隣に昼間の女がいるのに気付きまた力が入る




『メヲソムケルナヨ』




『はい、』




ケモノは女の目が潤むのを見てすかさず一声かける




お前が望んだことだろうと