「………すか?……聞こえますか?…大丈夫ですか?………聞こえてますか?」





何この声どこから聞こえるの?





あれ?私さっき。車に引かれ。。。、。



あっ。え。私死んだの?!



はっと気がついた時には目を開けていた。



「先生!目を覚ましました。来てください」


ん?先生?!っ。。。。。。痛い頭が割るほど痛い。



『あ、あの。。。』





私らしくない弱々しい声で看護師さんに話しかけた。




『私。どうしたんですか。?』



看護師さんは、ゆっくりと口を開いた。




「あなた、バイクの後ろに乗っててヘルメット被ってたんだけど前から来たトラックにはねられたのよ。」




私は思い出した。彼氏のバイクに乗って家に送ってもらっていたことを。




『あのっ。楓は。楓は無事なんですか?!』
「えぇ。大丈夫よ、意識がないだけで怪我もさほど酷くないわ安心して。」




私はその言葉を聞いた瞬間涙が出た。



これ以上大切な人を傷つけたくなかった。失いたくなかったから。





『そうですか。』





「まだ怪我がひどいのであと何週間か入院してもらいます。今から親御さんにお話致しますので安静にしていてください。」



と医者から言われた
よかった。死んでないんだ。生きてるんだ。

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