「は、春川………………」


「えっと、古賀っつったよな。悪いけど、こいつに惚れんの禁止だから」



翼はとんでもないことを言いながら私を抱き寄せた。


廊下にいる人たちはみんな、私たちを黙ってじっと見てるし。



「つ、翼!?こんなとこで何言ってんの!?」


「そ、そうだよ春川!!いくら幼なじみだからって、お前にそんなこと言える権利なんて………………」