連れてこられた場所は、あの公園だった。 「…………翼、えっと……」 どうしよう。 なんて言えばいいのかな? ってゆうか、蜜姫は? …………頭の中がグルグルしてる。 私は息を吐いて心を落ち着かせた。 「翼、私は翼が好きだよ」 目と目がぶつかりあい、お互い逸らさない。 ううん、逸らせない。 すると、翼はゆっくりと口を開いた。