「なっちゃん、大丈夫?」



突然、蜜姫がスッと私の頬に手を当てた。



「なんだか、顔色が悪いみたい…………」


「…………嫌っ!」



私はおもわず、手を叩いてしまった。


唖然とした顔で私の顔をみつめる蜜姫。


…………あぁ、なんで双子なのに、顔はそっくりなのに、私たちはこうも違うんだろう?


私はその場から走って逃げた。