「…………約束?」



花の香りと蜜姫の微笑み。


悔しいけど、お似合いだと思った。


だけど、そんな可憐な姿に合わないほど、悪魔のような顔で蜜姫はニヤリと笑い、言った。



「蜜姫ね、戻ってきたら翼君のお嫁さんになるから」


「…………ぇ?」


「だから約束。もしそのとき、翼君の隣になっちゃんがいたとしても、蜜姫に譲ってね?」