「あんたなんて…………消えちゃえばいいのに!!」



叫んだ小早川さんの手には…………ハサミ。



「ちょ……華、ヤバイよそれは!」



さすがに周りの子達も騒ぎだす。


だけど小早川さんはそんなの聞こえないというように、刃を向けた。


…………逃げ出さないと。


頭はそういうのに、恐怖で足がすくみ動けない。