突然、朝のように私のほっぺをつまみながら翼が登場。


聞かれてしまった……………。


しかも、本人……………。



「なぁ、誰にすんの?」


「べ、別に、翼には関係ないでしょ?」



プイッとそっぽを向いて、私は紫乃の手を引いて移動教室に行った。


後ろからは、紫乃の呆れたため息が聞こえた……………気がした。