「っ・・・。ここどこ・・・。」
さっきまで、自室で佑介達とオンラインゲームをやっていたのになぜか私は森の中にいた。・・・たしか、急にパソコンの画面が光りだして私は気を失って気づいたらここにいた。
「どっどうしよう・・・。足は、裸足だから歩けないし・・・。だっ、誰かいませんかー。」
その時だった。ガサガサガサッ。獣道の様な所が揺れた。
「だっ誰・・・?」
ガサガサガサッ。
「にっ、逃げなきゃ。」
私は立ち上がると音が聞こえてくる方とは反対の方向に足を向けて走りだした。