気づいた頃には
夕方になっていた。
私の部屋の窓にまで
夕陽の赤い光が入り込んでいる。

私は寝ぼけながら起き上がると
ケータイがチカチカ光っている。
知らないアドレスから
メールが一通入っていた。

もしかして…

〈翔馬です、未来からアドレス聞いた。
よろしく。〉

ケータイを握る手に力が入る。