転けそうになりながら
二人で本屋まで
走る。

こんな日々が続けばいいのに。
ずっと一緒にいれたらいいのに。

私と翔馬は笑いながら
本屋への道を辿っていた。

いつの間にか手首を掴んでいた手は
お互いの手を、しっかり
握っていた。