「「やったあ!!」」





緑と私がその場でハイタッチ。






勝ったんだね…。





「さすがだね」






先輩も頷く。






4対3と言う数字を残して試合が終了した。






空は周りの部員なら肩を叩かれたり、空に飛びついた人もいた。






あ…マネージャーの子…。






一緒に喜んでるのを見つけた。






だけどもう、あの子は安心できるんだ。






普通好きなのに、彼女にあんなこと言えないよ。







「果歩」






「うん?」







緑が私の目を見る。







「ほらっ!行ってきなさい!」






…。





緑も先輩も、笑顔で背中を押してくれる。






「…うんっ!!」






私は走った。






空の元へ…。