「果歩ーもうすぐ青先輩卒業しちゃうよー」







「あ、後3日か」







「うん。早いなぁ」







「じゃあ後3日楽しまなきゃ!」







「うん!そうする!」







お昼休み、いつもと同じ机を向き合って緑と一緒に食べる。






さて、私は…と。







「私、空のところに行ってくるね」







「…うん。話しなきゃだもんね」







「…うん」







私は携帯を持って教室を出た。







「果歩!」







すると緑が廊下側の窓から顔を覗かせてこう言った。








「果歩が後悔しないようにしなよ!」








って、笑顔で言ってくれたのを私は今も覚えている。