でも、そんな衝動はひとつの声で
俺を抑えた
 

「誓優……

私はね、誓優が好きだったよ?
もちろん樹鳥のみんな全員が大好きだよ

私を救ってくれて有難う……

助けに来てくれて有難う……

でもね、樹鳥は傷つけたくないの……

私の代わりにその五人を連れて行って

もう、助けに来なくていいよ」


「っんだよ。そんな簡単に
諦めていいのかよ。俺は諦められねぇ
優綺が戻ってくるまで、俺は何度も攻めてやるよ。たとえ、命がなくなろうとも」