「おっはよー、昨日はどうだった……ってなんでそんな顔死んでるの!?」
「え、そんなに…?」
のろのろと手をあげ頬をグイグイ押し上げてみる。
朝鏡を見たとき顔が疲れきってるな、とは思ったけど叫ばれるほどとは思っても見なかった。
正直昨日はきつかった。
強くしないといけないのは三人もいるのに私は一人だけなのだ。
これじゃ身体がもたない。
ため息混じりに美月にそう言うとしばらく考え込むような素振りを見せ、ぽんと手をたたいた。
なにか良い案が浮かんだのだろうか。
「ねぇ、未優のおじさんって今元気なんでしょ?」
美月の言葉の意図が分からず首を傾げる。