「私が先頭に立って一番派手に暴れるの。そのときに向こうが私たちの情報を持ってようが無かろうが多分私が女だって知ったら油断すると思う」 「相手の虚をつくんだ」 そういうこと 我が意を得たとばかりの自慢げな顔の波留に頷く。 「んじゃ作戦も決まったことだしいよいよ特訓だな!」 今すぐにも飛び出しそうな様子の将の言葉に波留、淳也がよっしゃと一言気合いを入れた。 私も特訓をするため気合いを入れて長い髪を後ろで結んだ。