届いたかは分からないけどこれ以上何も言うことはできなかった。 痛いほどの沈黙が突き刺さる。 と、動く気配。 思わず顔を上げると後ろ姿で。 ああ、届かなかったんだ 諦め立ち上がろうとした私におじいちゃんはあの声で怒鳴った。 「早くせんか、バカもんが!」 え、もしかして―――――。 とっさの出来事に固まる私におじいちゃんはさらに声を張り上げる。 「今までのサボった分、厳しいぞ!弱音を吐いたら容赦せんからな!」