「は、契約?」
「そう、今のパフェとコーヒーの代わりに私はあなた達を今よりは強くさせてみせる」
角倉くんにそう言ってみせると隣で小さな笑い声があがった。
視線を投げると笑顔を浮かべた美月が私と同じコーヒーカップを手に持って私同様一気に飲み干した。
「あたしも手伝わせて貰うから!」
面白そうだしね、そう続けた美月に続いて向かいに座った三人も自分のコーヒーカップをグイッと煽った。
「さで、じゃあこれからどうしますか?」
「……矢代くん、とりあえずその敬語なんとかして」
「え、もしかして敬語の使い方間違ってました?」
矢代くんも大概ズレている
誰が敬語の使い方がおかしいなんて言ったのよ。