「ゆっくりで、いいよ」


優しい顔で笑ってくれる彼に緊張がスーっと消えていく。

震えも止まった。


もう、何も怖くない。


「沖田さんのことが、好きです」


「僕も、君が好き」




顔を赤くした彼はそっと私を抱き締めてくれた。


なんだろ、凄く心がキュンってする。



「君に必ず会いにいくから、待ってて欲しい」

「勿論です」



もう一度強く抱き締められると優しく額にキスが落とされた。


「つぅ///!?」

「顔赤いよ?」


…少し意地悪だ。


負けたような気がして、私も頬に口付けると、彼も赤くなった。



そして、軽くチュッとキスされると、もう一度強く抱きしめられた。