「へー!

本当にリアル新撰組なんだー!」


興奮してる百合香とは、別に混乱する私。


と、言うよりも何故かドキドキが止まらない。


はて?

どういう事だ?



「あんたたちの名は?」


一夜くんが尋ねるまで気付かなかった。

忘れてた、自己紹介するの…



「私は葉山 百合香!」

「桜咲 舞」


「えっ?」


私が、名乗ると彼もまた目を見開いた。

あー?

もしかして、あの夢が本当なら?


「ちょっと、沖田くんと話していい?」


「わかったー」

百合香達の返事を聞くと私は沖田くんの手を掴んで外に出た。