後ろに回り込んだ僕は全国放送にも関わらず歳幸の、頭に角を作ってあげた。
勿論、歳幸が気付くわけもなくインタビューしている記者と、馬鹿達が笑いをこらえてるのに満足して歳幸の後ろから身を引いた。
練習の様子を撮るらしい。
面倒臭いなぁ…
そして結局撮影などは練習終了と同時刻に終わった。
「あ〜疲れた〜」
部室の椅子にドカリと座ると新がこちらに近付いて来た。
「良いよな…お前はッ」
ワナワナと拳を振るわす新は顔を上げると僕に泣きついた
「どうしたら俺もインタビューされる!?」
「知らないよっ」
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