「夕御飯頂いたばかりじゃん」 呆れながら言うけど百合香は、それとこれとは別ですと限定抹茶チョコを口にほり込んだ。 「私、歯磨いたから付き合えないよ」 「えーッ! むぅーまぁ、仕方あるまい」 残りのチョコを全て食べてしまった百合香は何かを思い出した様に、大袈裟に手の平を叩いた。 「そーだ! お店での話聞いてなかったでしょ? 何かね?テレビに出てた誠桜さんらって凄いんだって、」 「強いもの、凄いのは当たり前でしょ?」