お母さんは、泣きながら、 「美和、あんた。」 そう言って、私をギューーット抱きしめてくれた その暖かさに安心して、私は、泣き叫んでしまった 「かずやぁぁぁあー!」 病院の廊下には、タクト君の声を押し殺してなく声 私のお母さんの、ごめん。と震える声 和也のお母さんの、泣き声が響いていた。