和也が行くスーパーは、わかってる。 私は、必死に走る。 そして、 目の前で見たのは、 大きな人だかりと、 救急車に乗せられる寸前の和也、 「待ってください!一緒に行かせてください!お願いします!」 そう叫ぶと、近くにいた女の人が、 これ、さっき買ったばかりのサンダル、あとカーディガン、よかったら、きてください。 と、 くれた、 ありがとうございますと言うと、すぐに、救急車に飛び乗った