4時間目が終わり、昼休み。


あの人が来る前に早く屋上にでも行こう…じゃないと玲奈がうるさそうだし。


「亜莉沙ぁ〜」

「広菜…何か用?」


広菜はいかにも何か企んでいるようだった。いやらしい笑みを浮かべて馴れ馴れしく話しかけてくる。


「お昼一緒に食べよう?」

「…は?」


冗談でしょ?嫌に決まってるじゃない!


その瞬間、広菜があたしの足をグッと踏みつけて耳元で囁いた。


「お前に拒否権なんてねえよ。」

「っ…!」

「じゃあ、屋上来てね♡」