美海は唯一の親友だった。 美海が居たから、いじめなんて全然苦じゃなかった。 愚痴られても、叩かれても、階段から落とされたって、平然としていられた。 だけど美海があたしを無視するようになってから、急に耐えられなくなった。 それほどあたしは、美海が大好きだった。