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平凡な日々
恋愛なんてどうでもいい・・・・
そう思っていたんだ・・・
あの日、あの人が来るまでは・・・・

私、沙乃星砂^^普通の女子高生!
っていっても今日から高校生なんだけどねwww
めっちゃ楽しみ~(((o(*゚▽゚*)o)))
でもでも、少し緊張しちゃう・・・
ま、はじめだけでしょ、緊張するの
よし!気合入れて頑張ろう^^
といって扉の前に立つ
「新1年生入場!皆さん大きな拍手で迎えてあげましょう^^」
司会の人がそう言った
すると、扉が開いた
も~ヤバイ!!緊張する~
そう思いながら入場した
パイプ椅子に座って、保護者挨拶、校長からの話を聞いて入学式は終わった
そして1年はそれぞれの教室に入った
「皆さん、はじめまして!担任の駆牙尊です^^今日から1年間どうぞよろしく」
駆牙先生ね~名前覚えとこ~
クラスの子の名前も覚えなきゃ~ダル~い
と思いつつ名簿をみてしかり覚えたw
今日は2・3年生の名前と顔を覚えるためのイベントがある
これは面倒ではなかった
授業よりもそっちのほうがよっぽど楽しいと思うから
はりきっていってみよ~~
第一コースは2年女子、第二コースは2年男子
第三コースは3年女子、第四コースは3年男子
私は第三コースに行くつもりだったけど・・・・人が多すぎて
行けなかった・・・・他をあたったけど第一コースも第二コースもだめ・・・
ということで・・・第四コースになってしまった・・・・
もともと、男子なんて興味がないから、名前とかいちいち覚えなくていいんだけどな~
と思いながら列に並んだ
「今から紹介してくね^^っとその前に転校してきたやつ教えるから」
と嘉納先輩
「はじめまして・・・・溝辺禄です・・・・」
あ・・・・この人他の先輩とは違う・・・・
キュン・・・
へ・・・・何今の・・・・「キュン」・・って
あれれ、私おかしいな・・・
今日ちょっと暑いな~早退しよう・・
「あのー・・嘉納先輩、今日ちょっと体調が悪いので早退します」
すると
「あー、わかった。お大事にな~って・・・・あの君沙乃さん?」
ん?何故先輩私の名前知ってるの?
「え、あ、はい」
先輩は・・・・え、笑顔だ・・・
「溝辺、お前AB地区だろ?沙乃ちゃんもAB地区だぞ!よかったな」
え、ちょっと待って・・・
「嘉納先輩!!なんで・・・私の住所・・・知ってるんですか!?」
嘉納先輩はちょっとの間黙る・・・・
なんなの?この人・・・・
やっと口を開いた・・
「姉貴がさ、お前と友達だから、姉貴が住所教えてきたんだよ・・・これでわかったか?」
嘉納・・嘉納・・・理帆・・・あ!
「理帆ちゃんの弟さんって嘉納誠司先輩だったんですか!?」
なるほど・・・だからか
先輩はこくんと頷く
「おい、溝辺。沙乃ちゃんを家まで送ってやれ」
「分かった・・・」
え・・・ええーーー!!
溝辺先輩と一緒にーーーー!!
゚+o。ドキュ―(*゚д゚*)―ン。o+゚
なんだ・・・・この気持ち・・・はじめてだ・・・・
「えっと・・・沙乃さん?だっけ」
あ・・・どうしよ・・・ボーっとしちゃう・・
「あ、はい・・」
「じゃあ、帰ろ・・」
溝辺先輩・・・溝辺先輩・・・・
私・・・・あなたに・・・・
生まれて初めて恋をしてしまいました・・・

それから月日が経ち
卒業式の前日・・・・
私は溝辺先輩のことを、禄と言うようになっていた・・
溝辺先輩は私を、星砂と呼ぶようになってった・・
少し距離が近づいたそんな気がした・・・・
けれど・・・卒業式の前日、禄は私と同じクラスの工藤香織さんに告白されていた・・
それを私は目撃していた・・・
私は、ダッシュで家に帰って、自分の部屋に入って、ベットにもぐった
あ~工藤さん可愛くて、性格もいいからきっと禄もOKしちゃうよね・・・
そう思っていると・・・
頬になに、水が流れた・・・
私はその時気づいた・・・・
その流れていたものが涙だということ・・・・
思った・・・
あーーもう!!恋がこんなに苦しいなんて知らなかった・・・
恋なんてしなきゃよかった・・
そのうちに私は眠ってしまった
卒業式の日
私は禄に呼ばれた
呼ばれた場所に行くと突然
「星砂!俺はお前が好きだ!お前と一緒に帰った時から!」
そう言われた
涙が溢れ出した・・・
だって工藤さんを選んだんじゃなくて、私を選んでくれたから・・
私は
「禄はずるいよ~(´;ω;`)だってだって、私も大好きなんだから!」
禄は笑った
「そうか・・・よかった」
そうして私と禄は友達じゃなく
彼氏彼女になった

みんな・・・恋って確かにつらい、苦しい・・・けどね
「これが恋なんだ」ってわかった時はものすごく嬉しいよ
だからね・・・その人に自分以外の大切な人がいてもあきらめないで
きっと幸せはそのうち来るよ・・・だから、可能性をしんじて!!

これで私の物語はおしまい^^