「え?じゃないよ。佐倉言ってたじゃん。海いってお祭りいって花火したいー!って。さすがに海は無理だけどな」



お、覚えててくれてる……。



「ほら、早くいかないと時間なくなるぞ!」


そう言って歩く涼宮くんを呼び止める。


「涼宮くん!」


「ん?」



優しく振り向いた涼宮くんに、


「ありがとう!」


ってお礼を行って、涼宮くんの方にかけよった。