「姫ちゃんおはよ~!!」
朝、新居で目を覚ますとマリーさんがいた!!!
今何時??時差ボケで頭がまわんねー。大体そうじゃなくっても朝はニガテだってのに。
「おはようございまふ」
今日の俺は届いていた荷物を全部出すなんて出来ず、適当に空けた箱に入っていたさくらんぼ模様のネグリジェ。
裾が長いため少し引きずってしまうのだかしょうがない。そんな格好で登場した俺にマリーさんは更に興奮。
「いやぁ~ホントお人形さんだわ。アタシも娘欲しいわぁ~」
マリーさんの所にはオトコ2人の兄弟しかいない。って言っても1000%フランス人だぜ?超美形!!!
まぁ和樹には負けるけどな?俺は美形よりも和樹みたいな爽やかスポーツ少年のが断然アリだと思う。
「おはよ、姫ちゃん・・・ふぁ」
夢奈さんも今起きた所らしい。寝起きの悪さはそっくりだ。
「今日は学校に挨拶だもんね~。あれ??お兄ちゃんとゆう君は??」
「優弥君はお散歩で優希君はうちの子とゲームしてますよ!」
と、すかさずマリーさん。
つまり……俺と夢奈母だけ起きねーからわざわざ様子見に来てくれたんだな。