ごちゃごちゃ
うるさく喋り続ける母さんに苛立ちが募る。

バンッ!

ついつい机を強く叩いてしまった。


母さんは勿論つなみもびっくりして俺の方を見ている。


「いい加減にしてくれよ!
結婚とかなんなんだよ。俺はまだつなみと久しぶりに会ったばっかりなんだぜ?
お互い大きくなって今の事は何にも知らない。
こんなんでいきなり結婚とか言われても困るんだよっ!

つーか
つなみの気持ちは考えたのかよ?

勝手に話進めやがって」






俺は立ち上がり
相変わらず驚きっぱなしの二人の視線を背に浴びながら、ドアをおもいっきり閉めた後走って自分の部屋に駆け込んだ。



そしてそのまま壁に寄り添ったままズルズルと腰を下ろした。