母さんが俺達と反対側のソファーに腰かける。

「いただきます」
そう
言うと早速つなみはおぼんの上からポッキーの袋を取り出し食べ始めた。


俺は食う気にすらなれない。


「はい♪」


つなみの方を向くとポッキーを一本差し出しながらもう片方の手でポッキーをカリカリ食っている姿が目に飛び込んだ。


はい♪
じゃねーよ。
何こいつ
ムシャムシャ食ってんのぉーっ?
俺だって
ポッキー好きだよ?
好きだけど
今はポッキー食う時じゃないよ。



とか思いつつも
俺はつなみからポッキーはバッチリ受けとった。