「………」



2人の間を静寂な時間が流れる。



と、とりあえず、冷静になれ俺…!



麻結も俺のことを見てたって…俺にはそう聞こえた気がするけど…




いやいやいやいや、待て


意図的にじゃなくて、たまたま目に入ったってだけっていうのもあり得る…よな。



だって、俺があんなに麻結の事を目で追ってたのに
全然目が合わなかったし…



そう考えて、どうにか心を落ち着かせようとするものの、やっぱり心のどこかで期待してしまっている。




「麻結…」




俺がそう言いかけたとき、