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 だいぶ辺りが暗くなってきた頃。



 俺たちはやっと目的の場所に着いた。




「……うわぁ、何ここ。隠れスポットじゃん!!」



 さっきまで不安そうにしていたとは思えないくらいはしゃいでる七歌。



 まあ、無理もないな。



 だってここは……。




「知る人ぞ知る、絶景スポットなんだよ。ちょうど花火がキレイに見えるし」



 俺も聞いた話だから宛にしてなかったけど、けっこういい場所だ。