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 花火大会当日──。



 「待ち合わせしてみたい!」とただをこねた七歌の要望に答えて俺たちは会場近くの駅で待ち合わせることにした。



 別に隣に住んでるんだから待ち合わせることなくないか?と思ったけど、七歌の頼みなら断れない俺。




 と、まあそんなのは置いといて……。



「あの……」



「え?」



 ……ほら、まただ。



「お1人……だったら、私たちと一緒に花火大会行きませんか?」



 女集団が上目遣いで聞いてくる。