「私、行きたいとこだったらたくさんあるんだけどね?」



「うん」



 七歌は嬉しそうに微笑みながら言葉を繋げる。




「蓮と一緒に過ごせるならどこに行っても嬉しいし楽しいと思うんだぁ」



 …………っ///



 何だよいきなりっ。




「あ、あれ? 蓮なんか顔赤く……「ないから!」」



 俺は七歌の言葉を遮り俺は口を腕で隠す。