「ケホッ」




息苦しくて起きた。





あのまま寝ちゃったんだ。





「ケホケホッ」




体を起こすと、時刻は日が変わる前だった。




私は薬を持って、リビングに行った。







リビングの扉を開けると、リビングにいた二人が一緒に私を見た。




「は?お前、その手にしてるのって、、、、、、、、、、、」






薬です。。。。。




「まだ飲んでないの?」




幸治さんに続き、進藤先生が追い打ちをかける。




「ご、ごめんなさい。部屋に行ったまま寝ちゃって。」




「いいから早く飲め。」




と言って、幸治さんが私に水を持ってきてくれた。




「はぁ、部屋に行ってからやけに遅いと思ったけど、まさかまだ飲んでないとは。」





「ごめんなさい。」





ひたすら謝るしかない。





「かなちゃん、ちょっとソファに来て。」




はぁ、今度は診察、、、、、




私は渋々振動先生の隣へ腰掛けた。




「お酒臭いけどごめんね。」




と言いながら、私の服を上げて、鞄から取り出した聴診器を私の胸に当てる。