「あのことはまだ忘れたわけじゃないし
今でもたまに夢に出てくるし…

でも朝陽を好きになってからはそれも減って
むしろ幸せなんだよね、ほんとに」





「わかってる、それも。
何年一花を見てきてると思ってるのよ」





なんて笑いながら言う茜を見てつられて笑う。





「そうだよね!」





「取り敢えず、自分から謝りなさい。
そうすれば仲直りできるよ?
その話し聞いて思ったんだけど
我慢してるの一花だけなのかな…?」





「え?」





どういうこと?





茜が言ってる意味がわかんない。