「気づかなかった…」





「まぁ、同居のことについては最初気づかなかったよ。
でも好きなんだって話し聞いたときに気づいたんだ!
でも一花から聞きたかったから
あえて触れなかったんだよね」





そっか、そうだったんだ。





やっぱ茜には隠し事できないな~。





「ごめんね、隠してて。
やっぱ王子と関係持つと周りが騒ぎだすし
それが嫌で…

たとえ茜でもどこで聞かれて
どこでもれるかわかんなかったから!
朝陽にも口止めしてたの」





「別にいいよ、気にしてないし。
ちゃんと今話してくれたし。

へぇ~朝陽、ねぇ?
一花から恋話されるときが
またくるなんて思ってなかったよ」





そうだよね、あれ以来…。