「瑠花」





てっきり怒られる、そう思ってたのに、私を呼ぶ澪の声はすごく優しくて、ゆっくりと澪と目を合わせれば、心配した。と抱きしめられた。










「澪‥‥‥‥‥」





「で?俺がその気なら、私‥‥‥‥‥の続きは?」







さっき一人で叫んでいた内容を聞かれているのだと理解した私は、浮気をするの‥‥‥‥‥と小さく呟いた。






そんなこと絶対できないししないけど。










「そんなことしたら分かってるよね?俺本当瑠花の事監禁しちゃうよ?」






「澪っ、」







最近分かったこと。澪は意外にもドS。




こんなことも冗談とか脅しとかじゃなく本気で言ってるもんだから、本当逆らえない。










「ごめんね澪‥‥‥‥‥」






きゅうーっと抱きつけば、きゅ。と、抱きしめ返してくれる温かい腕。









「とりあえず、帰ろっか」




澪が私の頭をぽんぽんっと撫でてそう言うから、京太に二人でお礼を言って、無言で澪の家へと帰宅した。