「は‥‥‥‥‥え?なんですか!?」
「ふはっ‥‥‥‥‥くく、いや‥‥‥‥‥‥ごめんね」
「失礼じゃないですか!」
てか未だに笑ってるし!
ちくしょう。かっこいいんだよ。目がやられそうです。本当。
未だに笑う彼を無視して廊下へ進もうとすれば、ぐいーっと腕を引かれてぽすんと彼の腕に抱きしめられてしまった。
「ほ!?!?
ちょちょちょ‥‥‥‥‥‥っ!ちょっと!?」
ギャーーーーーーーー!!!
この場にいる女子たちの悲鳴‥‥‥‥‥いやもはや雄叫び。
てかこれどうゆう状況!?
澪に見られたくないっ!
そう思った私は必死に抵抗する。
「ちょっ、私には澪というスーパーキューティーボーイの彼氏が‥‥‥‥‥っ」
「澪だよ」
「‥‥‥‥‥‥‥‥へ、」
わたしを抱きしめたまま耳元でそんな事を言うもんだから私の思考回路はショートする。
「瑠花。俺もう女装やめるよ
もう必要ない。これからは本当の俺を好きになって?」