「毎回振られたって聞くたび、側にいる俺の存在が、大きくなればいいっておもってた。
クレープ食べに行った時も美味しいもん食べさせてあげたかったし、俺といる事で楽しいなってかんじてほしかった。
だけど、あの日白雪に見つかってしまって頭が真っ白になった。
だから、情けないけど瑠花の前でキスまでされて‥‥‥‥‥‥
我に帰った時には瑠花がいなくてかなり焦った。
連絡だってしたかったし、休んでた日も心配で仕方なかった。
あんな場面見られて嫌われたらどうしようって‥‥‥‥そう思えば簡単に連絡なんてできなかったよ」
なんだろう。
私が思ってた以上に澪は私を好きでいてくれてたんだって、凄く好きだって言われてる気がして、涙がまた溢れちゃいそう。
「っ、澪‥‥‥」
「瑠花‥‥‥‥可愛い、瑠花。
ずっと好きだった。
毎日瑠花のこと考えてたよ。
白雪の事もきちんと話して時間はかかったけど、やっと理解してくれて、これで澪のことだけきちんと考えられると思って、今日学校に来たらこないだの事とかちゃんと話そうって自分の中で沢山考えてたのに、
朝、下駄箱のとこで男とたのしそうに話して、
家に行く約束してるのを聞いて
嫉妬でおかしくなりそうだった。
なんだ、こんな悩んでたのは俺だけだったのか、って。
誰だよそいつ。って聞きたくても俺の立場じゃ聞けなくて‥‥‥‥すげぇイライラした
だから今朝のは八つ当たり。ごめん」