澪、私と目を合わせてくれない‥‥‥‥‥。






その可愛い頰に、頬杖をついて、こちらを振り返ることなく真っ直ぐ前を向いている澪。






だいたい覚悟はしてたけど、それは、付き合ったんだよ。とか、白雪ちゃんのことが好きなの。とか、そんな話をされるもんだと思ってたから、予想外の反応にかなり戸惑った。







え、と‥‥‥‥‥







「澪?」






澪の後ろに座って、澪の肩をトントンと叩けば、澪はゆっくりと振り返って、見たことが無いくらいに不機嫌そうな顔で私を三秒程見つめた後





「なに」








と、素っ気なく言い放った。