保健室に行くと、先生がいて、手当てをしてもらうことになった


「この怪我で学校くるの遅れたの?」


曖昧に2人で頷く。

「はい、終わり。放課後もう一回代えてあげるから来てね?」

「はーい」

教室に行くまで、風原くんは荷物を持ってスピードを合わせてくれた。

教室を開けるとみんながこっちを見る。


「遅刻だぞ?…神谷足の怪我大丈夫か?」


「怪我してる神谷のこと、ここまで連れて来たんですよ。俺。褒めてくださいよ」

「女の子を助けるのは男子の仕事」

「先生、それ古いよ!褒めなくていいから遅刻なしにして?」


その答えはもちろん…