「あれ…足怪我してる!」
「え?あ…」
自分の靴紐を直すためしゃがんだ、風原くんが気づいた。転んだ時に擦りむいたのか膝から血が出てた。
「急いで手当てしなきゃ!」
そう言うと、躊躇いなく私をお姫様抱っこした。
「⁈⁈…風原くん?!」
「ん?保健室まで行くから我慢して!」
「じゃなくて…降ろしていいよ⁈重いし…重いし…」
「保健室に行ったら降ろす。ってか、重くないから。軽すぎだから」
そんな真剣な顔で言わないでよ
そんな必死になんないでよ
この時、私の恋心が動く音がした
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