席に着き、箱物から開ける 箱物は、香水だった。 それは、私が大好きな胡蝶蘭の匂い。 香水の入れ物には胡蝶蘭の花が掘られていた。 周りに気づかれないように、少し香水をつけた。 もう一つの細長いものを開けると、シャーペンが入ってた。 「…気に入ってくれた?」 「うん!香水高かったんじゃない?」 「大丈夫。気に入ってくれたなら」