結局、その日は、送ってもらった。 最後まで謝ってた。 「ごめんな…嫌だったよな。今日のお詫びに明日の勉強、タダで教えるから」 最後は笑わせてくれた。 嫌じゃなかったよ。 このままで、時が止まればって思った 抱きしめられた時、知ってるよ? 優翔が、震えてた。 体が、声が。 辛い過去に、鈴那さんと何かあったんだって思うたび、 胸が、締め付けられる。 きっと、この恋は叶わない